オホーツク移住生活
豪雪

- 豪雪
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豪雪日記 2005年12月19日
「強い冬型の気圧配置」
なんて言われるとなんだか妙に嬉しくてこういう言葉が好きだなあ、とケシカラヌ事を考えて空を見る。
全国津々浦々にどかっと降ったらしいですが、皆様つつがなくお暮らしでしょうか。
当然ながら雪かきばかりしている。
自分で見ていなければこれほど大きくて重いものが
一晩で空からどさっと落ちてきたとは信じたりしないのだが、
実際目の前で降られてしまったので誰に責任を押し付けようもない。
それは空からどさっと落ちてきたんである。
一日中ママさんダンプ(この言葉は全国で通じるのか?)を押して
家の周りをぐるぐる旋回している。
当然除雪の合間にも雪はのさのさと降り続けているわけで
振り返れば自分で作った細道は早くも新雪で埋まっている。
だいたい一時間くらいやっていると可笑しくって仕方なくなってくる。
空から訳の分からないやたら嵩張るものがどんどんどんどん落ちてきて、
目下ここにあっても邪魔なだけで役に立たないからとどんどんどんどん空き地に押しやっていく。
でもそうすると今度空き地が「空から降ってきたもん」でいっぱいになってまたどうしようもなくなるから、
今度は自分が作ったばかりの山をまた奥へ押しやって、何に使うでもない山をゼイゼイ言いながら奥へ奥へ大きくしていくわけである。
そうしている間にもどんどんどんどん、
もっとたくさん空から落ちてきて、この結末はどうなるのかっていうと、
飽和点に達したところで意外と人間の手なんて借りずに勝手に春が来てあっけなく消えるんである。
町を歩けば、こんなに人が住んでいたのか、
と感心するほどあちこちからワラワラと人が出てきて
カラフルなスコップを手にみんな除雪をしているわけで。
まさに雪のように溶けていくこの生産性のない膨大な量の労働って何なのだ、と思うと、
また私はこういうことが結構好きで仕方ないのである。
雪が降ると人間の作ったものは何でもかんでも見境なく全部埋まってしまって、何もかも全部が思うとおりに行かなくなる。
絶対に終わりがないと言うことを承知でわっせわっせと太刀打ちできない雪を相手にがんばるしかないんである。
「ああ、もうしゃーないなー」と諦めてできるだけのことをするしかない。
それ以上のできない事はあくまでできない訳で。
私は開き直った怠け者なので、諦めることって好きなのだ。
努力や思い込みではなんともならん世界がある、ってのを発見するのって楽しいのだ。
・・・・まあ後二日降り続けたらそんなこと言う体力は残らないんだけど。
