オホーツクの花や風

コハクチョウ

hakucyou.jpg

  • カモ目カモ科
  • 冬鳥 本州中部以北に渡来、次第に本州中部まで南下。北海道に残るものもある。
  • 声:コォーコォー
  • 4,000km離れた北緯50度以北のシベリアから、日本へ約2週間で渡ってきます。
  • 食性:落ち穂、草の種子、葉、根、水草類。地上を歩きながらついばむ、草の穂をしごく、水面に嘴を入れてこしとる...などして採食する。水中の餌は逆立ちして採る。
  • 昼間水田などで採食し、夕方ねぐらである湖に戻る。
  • 幼鳥は体全体が灰褐色で頭から首は色が濃い
  • オオハクチョウと殆ど同じ姿です。見分け方はオオハクチョウよりくちばしの黒い部分が多く、首が短めなのだとか。そこまでは分からないので殆ど勘でコハクチョウにしてしまいました。
  • 観察場所:浜頓別町クッチャロ湖


  • 凍てついた湖の
    まだわずか凍っていない狭いところに数百羽の白鳥が
    クワークワーと泳いでいる

    その中で
    なんだか不完全燃焼みたいな
    まったく不器用な色をして泳いでいるのが若鳥
    なるほどこれがアンデルセンか
    目の当たりにすると納得いくほど
    目立った灰色なのがおかしくって仕方ない

    そういえば「みにくいアヒルの子」
    引っ込み思案の幼い私を楽しませてくれた
    とっても悲しくて可愛らしい良いお話だったのに
    どういうわけだか一時期、差別合戦の物語だと思って
    嫌っていたこともあったのだ
    アヒルも野生の白鳥もずっと見たこと無かったんだもの

    自分自身の目で自分自身の世界を見ると
    すっと感覚が研ぎ澄まされた一瞬なんかに
    圧倒的で絶対的で限りなく豊富で
    ああもうこれは確かに間違いなく「美しい」ってやつだ
    と分かる瞬間がたまにあるもので
    あれは差別物語でなくって
    自立物語だったんだよねえ、白鳥君よ
    自分の体にぴったり合ったものこそが
    真に美しいってわけだ

    お前たちは野生に生きて
    自分の心の赴くまま
    あの大空を南北に飛んで生きるのだ
    美しいということについては
    私よりはるかに多く知ってるのだろうなあ
    汚い色だけど
    確かにお前は凄いんだねえ

    せっかく感心してるのに
    こちらの思惑など全然知ったことでなく
    目の前で煤けた白鳥は笑うのだ
    クワークワー

    Copyright (C) nora.