オホーツク移住生活
流氷着岸

- 流氷
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流氷着岸日記 2006年02月08日
流氷が来た、というので
わざわざ物好きにも見に行ってみた
ずっと北海道に住んでいるが
よく考えてみれば見たことないのだ
でも雪の塊も氷の塊も別に珍しくないし
毎年「流氷がきたぞー」のニュースは耳にするし
どっちみちこの季節の港や川などは結氷してるし
中途半端に見たことがあるような気分になっていたりもする
気を取り直して真面目に流氷を見にいってみた
海の上に厚い氷の板がポコポコ浮いてる
「どれが流氷?」
「あの浮いてるやつ。」
「・・・・」
流氷というのは
先のとがった真っ白な山が遥か彼方からギシギシゴゴゴーっと流れてきて
上でアザラシが眠っていてオジロワシが翼を休めているんじゃないのか?
「・・・アザラシは?」
「そういえば網走の流氷観光船からアバシリが見えるって話しは聞いたことがあるな。」
「アバシリが見える?ゴマフアバシリとか?ゼニガタアバシリとか?アゴヒゲアバシリとか、ワモンアバシリとかっ?」
「いや、アバラシだよ。」
「・・・いや。アザラシだ」
「・・・」
「・・・」
「アザラシはどこに住んでいるの?」
「うーん、サハリンあたり」
「どうやってオホーツク海まで来るの?」
「泳いで」
「こうやって?(←クロールの真似)」
「こうやって(←犬掻きの真似)」
「疲れたときだけ流氷の上で休むの?」
「そう」
「春が来たらどうするの?」
「サハリンに帰る」
「帰りはどこで休むの?」
「流氷の上」
「流氷もサハリンに行くの?」
「・・・そう」
「じゃあ来年はどこから流氷来るの?」
「サハリン」
・・・・・・・ホントか?
流氷砕氷船ガリンコ号の乗り場に行ってみる
今までいつ行っても人っ子一人見受けられなかった乗船場に
ツアーバスが八台もとまっており
みんな嬉しそうな顔をして大量に乗ったり下りたりしている
ツアーガイドさんが、まだクリオネは見られませんと謝っている
北一ガラスのでっかい紙袋を両手に抱えて人が乗り遅れて走ってくる
我々は地元の特権で空いた時にまた乗りに来られるので
乗り降りする人をただ飽かず眺める
新品の派手なダウンジャケットを着て貴重品用のポーチをはすかいにかけたおばちゃんが
おじちゃんのマフラーを直してあげてたり
ハンディサイズのビデオカメラを持ったおじちゃんはなぜかそれが心持迷惑そうな顔をしていたり。
面白いのだ。
紋別はまもなく冬祭りの時期
広場では迷彩服に身を包んだ自衛隊員が沢山
せっせと氷像を作っている
「へえ、北海道の自衛隊ってこんなことまでしてくれるんだねえ」
「北海道の自衛隊は各地の冬祭りの雪像および氷像製作のために駐屯してるんだよ」
「え、そうなの?」
「北海道の常識だよ」
「知らなかった」
「私は子供の時から知ってるよ」
・・・・ホントかよ
祭りが始まったらまた来よう
ガリンコ号にも乗りに来よう
オジロワシとアザラシもまた探しにこよう
冬もまた少し面白くなってきたねえ
