オホーツクの草花
福寿草

- 福寿草
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福寿草日記 2006年04月30日
カンカンと日のあたっている軒下の温度計は
いつの間にか二十度を超えた所を指していた。
雪の溶けた山道を散歩に行く。
緩い斜面のあちこちでキャンドルライトのように煌々と輝くあの黄色の光は福寿草
雪解けの水を全部集めて山を下る春の小川のさらさら
ああ、あの懐かしい声はキジバトの歌
本のページが風にめくられていくように
時の書物は数ページをいっぺんに飛ばして突然の春
いつのまに
いつのまに君たちは春をこんなに用意していたのか
手当たり次第に野の花を両手にひと抱えも摘んできて
そこらのバケツに投げ込んだかというような
それはそれはおもいきって無造作に春
それはそれはおもいきって贅沢に春
ちょ、ちょっと待ってね、ちょっと待ってて
あまりにも冬が長すぎたものだから
まるでなんだか不意打ちをくらったかのように
春って何をしたら良いのか忘れてしまって
思わず振り向いてしまったりする
そんなに慌てていたって
別段何もできやしないので
そう、とりあえず
日差しの下でお昼寝でも。
まあ、とりあえず
日の当たるところでゴロリ。
