北海道の遊歩道
ベニヤ原生花園

- ベニヤ原生花園
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ベニヤ原生花園日記 2006年08月01日
クッチャロ湖にカヤックを乗りに行ったものが
朝の霧が深くてこぎ出せなかったので早朝の原生花園を散歩に行く
ゆっくり歩いて一時間半の大きな野性の花畑
オホーツク海沿いに点々とある花畑はこの原生花園が最北になる
どこと比べても確かに少しずつは若いのだ
きりりきりりと色の濃い形のいいつぼみをたくさん抱いたハマナス
今がさかりのヒルガオ
サワギキョウとノハナショウブの濃い紫に染まった草むら
スズランの丘はさすがにもう花は無いけれど
丸みのある独特の葉が沢山茂っていて季節にはさぞ可愛らしい道だったろうと思わせる
きっとスズランの咲く春にはこんなに北の地まで見にやってくる人もまばらで
ただ鳥と動物と土地の人の為だけに静かに俯いて咲いていたのだろう
盛夏の中に青い葉だけを残している
他では見かけたことのないほど立派なクガイソウの群落
だけど私はこんなに満開なのじゃなく
もっと若い、どっち付かずのあやふやな曲線を描いて空に消えていくようなのが好きだ
爛漫のクガイソウの花道はトコトコと進む
広大な原生花園には花の無い道も随分あって
笹ばかりの単調な道を歩くのは退屈もする
ちょっと地味で目立たない白い雲のように密生した花を抱くノコギリソウ
珍しい桃色のものがある、これは可愛いなあ
そうしてずんずん歩いて行って
面白かったけど、単調な道がちょっと長かったななんて思っていたら
足下でがさがさ草が揺れる
通り過ぎようとして、やっぱり思い直して覗いてみたら
草の陰にエゾシマリス
どこを見てるか分からない大きな濡れた瞳をして
木の上にじっとして
それから数分
ぴょこんと草の中に飛び込んで行った

