オホーツク移住生活
釧路港祭り

- 釧路港まつり
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釧路港祭り日記 2006年08月11日
ふらふらと釧路の町を歩いていたら
素晴らしく運がいいことに夏祭り
私はお祭りが大好きなのだけど
何が好きってお祭りのなんとなく夢の中のような空気と
露天の紛い物まみれの安っぽいキラキラと
ぶらぶらとお散歩をするはしゃいだ人々の顔が好き
釧路港祭という、町中巻き込んだ大規模なお祭りを武練りながら
大きなお祭りは実に久しぶりに歩くのだなあ、と思った
思ったよりも女の子達がたくさん浴衣を着ていて
綺麗な女の子も浴衣も好きな私は嬉しかった
なんだか、目を見張るように面白かったのだ
裾をミニ丈にたくし上げて着てる子とか
片肌脱いでブラの紐を出して着てる子とか、
裾をはだけて履いて股引見せてる子とか
えー
へー
ほー
と思ってじっとじっと見てきた
浴衣で肌の露出というのはあんまり私好みではなくって
ちょっとえぐい感じもしたけども
年に一回しか着ない浴衣を鏡の前であーしよう、こうしようと
何時間も掛けて着てきたのかなあ、と思うと
一生懸命で可愛いような気もする
浴衣らしい着方をしている子の方がもちろんずっと多いのだけど
大抵の子があらかじめ結い上げてある帯を形だけ後ろにぺたっと貼り付ける
簡単なインスタント浴衣を着ている
この作ってある帯がどれもあんまり綺麗な形をしていないので
並んで歩いている姿を後ろから見ると貧相で可哀相に見える
でも観光に来ていた外国人のおとうさんがそこら辺を浴衣で歩いていた女の子数人捕まえて
楽しそうに写真を撮っているのを見かけるのは嬉しいもので
ね、ね、かわいーでしょ、みんな可愛いでしょー
と、なぜか私が自慢したくなって通りすぎながら何回も振り向く
それからもっと好きなのは
幼い女の子がふわふわとした帯ひもを揺すりながら
しっぽをたらす金魚のように歩いている姿
とうの私は昼間塘路湖の真ん中で突然の雷雨に見舞われて濡れ鼠になったため
着る物が無く下着の上に直接雨合羽の上下を着て
あたまに露草のがらの手ぬぐいを巻いた土方ファッション
もしかすると釧路中で一番目立つくらいのきてれつな格好をしていたのかもしれないけれど
当然誰も写真は撮ってくれない
別にいいんだけども
型抜きとか、金魚すくい、亀すくい、綿あめ、フランクフルト、フルーツ飴
お好み焼き、ハッカパイプ、焼きそば、かき氷、ジュース
縁日のメニューは私の知ってるどの祭と比べても殆ど変わってない
子供の頃、いつも綿あめが食べたかったのだけど、お小遣いが三百円で綿あめも一個三百円だった
綿あめ一個だけ握りしめて黙々と一人お祭りから帰る訳にはいかない、と思っていた私は
とうとうそれは買わないまま大きくなって、
もうふわふわに膨らませたザラメ糖をわざわざ食べたいとは思わなくなったのに
だけど半端に憧れだけはちゃんと残っていて
やっぱりじっと見ることは見るのだ
三百円のビニール袋の中身はようするに空気ばっかりで
真夏の夜という魔法の風の中で相変わらず人を惑わすように揺れている
あのころは水飴に米菓子をまぶして割り箸にさしたお菓子があって、いつもそれを百円で買っていた
それから多分あともう一個くらい何か目に付いた百円のおやつを食べて
残りの百円で友達とくじでも引いて遊んだのじゃないかなあ。
近所の神社の境内に出る、小さな小さな縁日で
毎年同じような店しかなかったけれど
300円握りしめて何時間でも歩き回って居られたものだ
遊び疲れた太陽の火照りが肌の上でじっと静まっていく
夕方の風が心地よく散歩できる季節というのは本当に短くて
見え透いた安物の紛い物の、そういう真夏のへたくそな魔法に
私はもっともっとできるだけたくさん掛かっていたくて
今もやっぱりそうして何時間でも歩き回ってしまうのだ
