オホーツクの花や風

オホーツクの草花

オオハンゴンソウ

オオハンゴンソウ

  • キク科オオハンゴンソウ属
  • 花期:7月から9月
  • 大反魂草 葉の形が人の手を広げたようで、死人の魂を呼び戻すように葉先が垂れ下がっていることから反魂草の名が付いた
  • 生育場所:草原
  • 明治の中ごろ、園芸用に輸入されたものが野生化
  • 観察場所:滝上町錦仙峡遊歩道
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    → オオハンゴンソウ日記 2006年08月11日



    オオハンゴウソウが草むらを黄色く染めて咲くのを見つけて
    夏が熟れきっているのだと思うと切ない
    私の心は地軸と同じくらいの角度でいつも傾いていて
    春と初夏にはそわそわして
    盛夏にはあくせくして
    晩夏と秋にははらはらとして
    冬にはしみじみとする
    まるきり物を考えない刹那主義者であるくせに
    傾いて回る地球の陰にいつも少しずつ追いかけられている

    夏が過ぎようとしているのかもしれないと思うと
    途端に私は置き去りにされる幼子の気持ちがする
    ああ、どうか
    何も悪いことはしませんから
    せめてこのままで

    まるで過ぎていこうとする時以上に良い時は
    巡ってこないと思っているかのようではないですか

    もしかしたら私は
    時間のない世界に生きていた昔に
    時間を切ったり計ったり足したり引いたりするいたずらを思いついて
    ふざけすぎて叱られた魂だったのかもしれない
    そうやって少し時間の傾いた世界の方に送り込まれてしまって
    私は永遠に幸せにならなければ時間を忘れられないという
    そんな厳重な判決が、もう下されてしまっているのだろうか

    まるでこの時こそが最後のような気がして
    時の流れに気が付く毎にいつもいつも哀しくなる
    私はもしかしたら遠い遠い昔の悪ふざけを
    神様に謝ってるんだろうか

    オオハンゴウソウの黄色が
    ふと夏の終わりであるような気がする

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