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ハエ取り紙

ハエ取り紙

  • 世代によっては懐かしい方も多いものだとおもいます。 私の両親は子供の頃遊んでいたらこれに引っかかった、なんて話を時々していたように思いますが、私は使ったことありませんでした。売ってるのもあんまり見たことなかったのですが、土地柄ですね。町のJAで分かりやすいところにでーんと売ってました。 無害無臭でとても良いのですが、景観にちょっとよくないんですよね。
  • ネット通販してました。【安全!無害!強粘着で効果的にハエ退治!! 面白いほどよくとれる!!カモ井 ハエとりリボン 5本入り
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    → ハエ取り紙日記 2006年08月26日



    育った家にはあまり虫というものがいなかった
    今から考えると不思議なのだけど
    都会で集合住宅で地面から遠いところってそういうものなんだろうか
    本当に小さいころはハエたたき棒は家にあった気がするけど
    いつの間にか見なくなって、不自由を感じたこともない
    カもハエも居なかった

    母に連れられて魚市場にいくと天井からハエ取りリボンがぶら下がっていて
    勿論それは初めて見る物体で、黒いものががたくさんくっついていて
    およそ虫の居ないところで育っている子供にとっては
    なんのことやらよく分からないだけに見るもおぞましい光景だと思った
    魚臭い匂いとハエ取り紙の印象って一つのものになってなんとなく記憶の底に沈んでる

    なんてことを思い出すのは今年の夏は
    もしかすると生まれて初めて本格的にヤツに悩んでいる訳で
    どういうことになってるのかというと
    毎朝ヤツに起こされる切なさ

    どうにかしましょ、というので
    まず試してみたのが殺虫剤の王道蚊取り線香だったのだけど
    ずっと焚いてるとこっちは目が痛くなったり胃に染みたりしてくるのに
    ヤツらは元気に飛んでいる、という哀しいことが起こる
    とりあえずピレスロイド系殺虫剤で一番最初に弱るのは私なのだ
    おまけに一番ヤツにいてもらいたくない台所で殺虫剤を焚くわけにいかないので
    なんとなくあんまり使えないよねえ、という感じで諦めた

    やっぱり人としての威厳に立ち返って道具を作るってのが
    他の動物との著しい差別化に役立つんだろうかと思って
    次に試してみるが甘い罠を作ることだった
    小瓶に砂糖水を入れて放置しておいて
    甘い物を食べにきたヤツにそのまま溺死してもらおうという恐ろしく単純な発想
    ちょうど食べ終わったママレードの小瓶があったのでそのまま水を入れて台所の隅に置いてみた
    溺死する気配はなかったけどもしつこく遊びに来るので
    中で遊んでいるうちに上からふんっと蓋を閉めるという方法で
    二匹ほど捕まえたもののあんまり効率はよくない

    それで結局私にとっては暗い雰囲気漂う魚市場のシンボルだったハエ取りリボンに
    生まれて初めて手を出した訳だ
    私が一番心配したのは当然、ヤツらより先に自分がひっかかるんじゃないかってことで
    なんかもうずっと不安で落ち着かなかった訳だけども
    幸い私は無事で結構ヤツらはバタバタと毒牙に懸かり始めた
    凄い凄いこれできっと私には誰にも邪魔されない快適な目覚めが約束されたのだろうと思っていたら
    あまりうまくいかないもので
    この夏の暑さでハエ取りリボンも乾くのか、粘着力が落ちはじめ
    一度掴まったヤツが脱出してまた元気に飛行を続けるなどという事態

    えーい、お前らしゃらくさい、と思いながら
    人間の知恵ってぜんぜん威張るほどのモンじゃないよね、と感心したりする
    熱い戦いの日々

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