オホーツクの花や風

オホーツク移住生活

上湧別町ふるさと祭

  • サロマ湖の西側に位置する町。人口:5,749人(平成18年 )
  • 主産業は、畑作と酪農。チューリップの栽培、日本最北のリンゴの産地としても知られています
  • 道の駅:小さな町ですが、道の駅が立派。鉄道が通っていたのでSLと駅のホームが展示用に残されています。自転車旅行していた時このホームの屋根の下にテントを張らせてもらったことがあります。
  • チューリップ公園:国道242号線沿いにはチューリップ公園が広がる。毎年5月上旬から6月上旬までチューリップフェアが開催されています。
  • 温泉:その名も「チューリップの湯」道の駅隣接で旅人には嬉しい。新しくて、綺麗です。大人500円、子供300円
  • 【PR】ネットで副収入 GETMONEY! 私の田舎暮らしを支える副収入のひとつ。登録三ヶ月目くらいから収入になりはじめました。→解説サイト:ゲットマネー研究所

    → 上湧別町ふるさと祭日記 2006年09月05日



    秋の収穫の季節なので、週末に
    近隣の小さな町々の秋祭りめぐりにでかけた
    上湧別という近くの町ではふるさと祭りが行われていて賑やかだ

    ビニールプールの釣り堀があったり
    縄跳び大会、綱引き大会、芝生の上で焼き肉大会、
    子供が子供相手に駄菓子を売っている光景など
    テキ屋さんのいない、仲良さげなお祭り
    屯田鍋、という汁物の振る舞いがあった
    鮭のあらや、小麦粉だんごや、野菜が入ってみそ味で仕立ててある
    北海道の人が好きそうな味。
    町のお母さん達が作ってくれたものだ、ごちそうさま。
    上湧別町は屯田兵として入植した人々が築いた町だそうで
    会場内に屯田兵の立派な記念館があり、その日は嬉しいことに無料開放だった。

    屯田兵というのは、北海道を開拓した農業をする兵隊さんのことだ
    札幌ッ子だった私も小学生の時、
    地域の歴史として社会科で教えられた記憶がある
    初期は北方警備に重点を置かれ、士族から募集されたが
    そのうちに重点は農業にうつり、平民出身者が主になったそうだ。

    お百姓さんが兵隊の訓練をしながら開拓農業をするわけで、
    面白かったのは行進訓練のエピソード。
    「右」と「左」を知らないのだそうだ。
    だから左から踏み出して行進、というのを覚える為に
    「茶碗!箸!茶碗!箸!」のかけ声で行進を覚え、
    慣れたら「左!右!左!右!」に変えたという。
    再現した軍服をみるとカラーに赤いラインの入ったなかなかりゅうとしたものだったのだけど、
    これを着た大の大人が整列して「茶碗!箸!」と行進するのは
    ユーモラスな眺めだったろうな、と思った。
    本来生活するのに「右、左」という概念は必要ないのか、ふーん、そうか。
    と目から鱗だった。

    自分の生まれた土地を出たことが無かった人々が
    各地からそれぞれの事情を胸に畳んで舟に乗り
    舟の上であった隣の人は何言ってるか言葉が分からず
    ただただ顔を見てぼんやり笑いあうばかりの数日で
    いざ舟を下りれば原野の中
    家財道具を持って子供の手を引いて歩いて歩いてやっと辿り着いたのは
    原生林の中冷たい風に吹かれて立つスカスカのあばらやで
    ああ、なんというところに来てしまったのか、という思い
    子供が思い出すのは帰りたいと言って泣いていた母の姿
    という
    まさにその開拓の歴史からたった百年のところに私は立っているというのは
    物事があまりにも急展開すぎてなんだか不思議な心持ちがする

    今となっては大規模農業もすっかりおなじみで
    帰る道々車窓から見えるの遙か彼方までのタマネギ畑におかれた
    タマネギのびっしり詰まった特大の木箱と
    その上にかぶせられたオレンジ色のビニール帽子の列また列

    百年と言う時はあまりにも身近なので
    最近私はよく考えるのだ
    この百年というヤツは一体何を目指していて
    私たちは何を手に入れたのか
    なんてこと

    Copyright (C) nora.All right reserved.