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ニジマス釣り

ニジマス

  • サケ目 サケ科 淡水魚
  • 日本には北アメリカから移入された外来種。 40 cm 程度が一般的だが1mほどに成長するものもある。 成熟後は1回の繁殖行動では死なず、数年にわたって繁殖行動を行なう。
  • 小型のものは、白身で塩焼きやムニエル、甘露煮など。大型になるとサーモンピンクの身になり、刺身などで食べる
  • 我が家の裏の渓流は、もともとニジマス釣りで有名な川なのだそうです。遠方からいつも沢山人がきています
  • 仏語ではトリュイット・アルカンシエル (truite arc-en-ciel)。
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    → ニジマス釣り日記 2006年09月27日



    どうも近頃我が家の近くで50センチはあろうかという立派なマスを手に持って
    嬉しそうにあちこち歩いてる人々の姿が多く見受けられるのが気になっていていたので
    秋晴れの中、お昼ご飯と遠足おやつと珈琲と釣り竿を手にいつもの散歩コースに出掛けた

    ○今日の遠足おやつ
    ビスコ三十円
    フルヤチョコレートイチゴ味三十円
    源氏パイ二枚入り三十円
    チロルチョココーヒーヌガー味十円
    以上百円なり

    いつも歩く道から草を踏みしだいて土手を降りる
    足下から乾いたよもぎの匂いが立ち上る
    めっきり葉がおちて随分見晴らしの良くなった川の上を
    赤や黄色の木の葉が流れていく
    川で遊ぶ経験なしで育った私にとって川の匂いというやつは、
    まさしく「金魚の匂い」がする

    緑色に流れる深い川の底から金魚鉢の匂いがかすかに鼻をさす
    暑くも寒くもない軽い空気の中で
    誰もいない岩の上に腰掛けて
    昨日の残りご飯で作った塩おむすびと茹でトウモロコシを齧る
    あちらこちらで小鳥がジュクジュクとお喋りをする
    ゴジュウカラのブルーグレーの背中がトントントンと木の幹を歩いて登っていくのが見え隠れ

    あんまりにも
    鼻にも肌にも舌にも目にも耳にも
    全てにぴったりフィットするので
    こんなものに名前をつけようだなんて
    本当は誰も思わない
    無くした時に、あんなだったと思い出して
    幸せ、なんて気恥ずかしくも言ってみたりするんだろう
    幸せというのは取り返しがつかないという感情によってのみ成り立つと
    サガンは言ってなかったっけか?

    目の前で重々しくもボチャンという音がする
    おお、いるぞと、俄然やる気を出して竿先にルアーをつけて放り込む
    一回、二回、三回・・・五回目に投げた時に
    ああ、根がかりしたな、と思ったのがなんともでっかい銀の魚
    あっちやらこっちやら好きなように暴れるのをそろりそろりと引き上げて見れば
    体長四十センチ、ぽっこりお腹のふくれた恰幅もよいニジマスなのだ
    えー、早く釣れすぎちゃったよ
    今日の夕食はもう決まりだし、また釣れちゃったら困るなあ
    もう、どうしよ、どうしよ
    なんて困惑ポーズ入れつつにやり満面の笑み
    次釣れたらリリースしないとねえ、うち冷蔵庫ないし、
    なんて思いながら調子にのってまた投げ込むもののあとはさっぱり音沙汰なし
    遠くでカワガラスがぼちゃりぼちゃりと川に飛び込むが
    彼の方は入れ食いの凄腕の漁師なのかもしれず、やれやれビギナーズラックだったか
    釣り師の知人に言わせると釣れる要素たるものは
    「1場所、2餌、3アーム」なんだそうで
    ええまあ場所が良ければ誰だって釣れるでしょうよとすねた振り

    しかしながらひとかたけには多いくらいの収穫で
    おやつを食べて珈琲呑んで
    今日のところはこんなもんかと午後早い道を引き上げる

    狭い台所で解体したニジマスの腹からは
    見たこと無いような可愛い卵が顔を出し
    食べられるものかはよく知らないが
    昆布と一緒に蒸してみる

    そんなわけで今日の夕餉は
    鱒のフライに決定なのだ

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