オホーツクの花や風

オホーツク移住生活

断水二日目

湯たんぽ

  • 暴風雨、 そして嵐明けの過去記事から継続しています。
  • 原因はよく分からないものの断水し続けるわが町に、隣町遠軽の駐屯地から自衛隊さんがお水を届けにきてくれました。
  • 「こういうのニュースで見たことある」と思いながら水汲み行列に参加した私は ちょっとお祭り騒ぎです。まだ断水は続く見込み。
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    → 断水二日目日記 2006年10月10日

    何がどうなっているのかはよく分からないままに
    断水二日目に突入
    朝の二時間だけ、濁った水が出たけれど
    その後は蛇口ひねってもくしゃみも出ない
    朝回ってきた広報カーは「九時から五時まで断水」とアナウンス

    あちこち色々困っているのだろうねえ、と思う
    ホテルとか、美容室とか、道の駅とか
    みんなどうしているのだろうと町を歩くと
    あらゆる商店の前には飲料水のボトルがケースでどんと置いてある
    道の駅はお手洗い閉鎖
    パン屋さんは普通に営業していた
    嬉しかったので今日はパンで朝食

    まあそれでも、夕方までのことだからと思って
    のらりくらり凌いでいると
    午後四時から町内某所で給水を行う、との宣伝
    当分復旧の見込みはないらしい
    「容器を持って某駐車場にお集まりください」って、
    でもね、よく考えると水を保存する容器なんて
    いきなり言われてそんなに普通にあるものなのか?
    と考える

    思いつくもの
    500ミリのペット一本
    鍋三個
    キャンプ用二リットルポリタンク
    やかん
    ・・・湯たんぽ?


    給水場所たる町内某所、
    実は偶然にも我が家の目の前のため、窓からじっと状況観察。
    どこから湧いたかと思うほどワラワラと人が集まってくる
    軽自動車で来るスマートな人
    ラグビー部あたりから持ってきたのか、というくらいの
    大きなやかんふたつハンドルにぶら下げて自転車に乗ってくる人(水入れた後どうやって持ち帰るのかは不明)
    エプロン掛けの姿でプラスチックボトル持って歩いてくる人
    手押し一輪車に灯油タンク大のポリタンクを入れて持ってくる人
    ママさん三輪車の後ろに炊飯ジャーを載せてきた人などなど
    見てると一番多いのはどうやら特大の焼酎ボトルなのだな
    いや、皆さん結構イケる口ですな、と場違いに関心

    自衛隊色の大きな車がやってきて
    自衛隊色の人たちが、自衛隊色の重そうなポリ容器から寡黙にさっさと水を注ぎ始めた
    次々差し出されるいろんな形の器、器

    町でただ一軒のパン屋さんが白い厨房服のままやってきて
    一輪車にたくさん乗せた容器にすべて水を入れて
    ダッシュで帰ってまた走ってやってくる。
    この人こそ死活問題なのだ
    のんきな自分が心痛いようで
    今朝のパンはとても美味しかったです。

    おままごとみたいでちょっと恥ずかしかったのだけど
    いざ私もと、とっかえひっかえ鍋釜抱えて行列する
    さすがに真っ赤な湯たんぽふたつ、迷彩服の自衛隊さんに差し出すのは恥ずかしかったものの
    さっと漏斗を取り出して無言でドボドボ注いでくれる
    おお、いいな、困った時に助けに来てくれるお仕事なんて格好いい
    ずっと平和な自衛隊さんでいてください、と
    赤い湯たんぽふたつ小脇に抱えて帰る

    二日ぶりに見る透明な水は、ちょっとまぶしいような気さえして
    綺麗な水って幸せだよねえと
    しばし見つめてしまうのだ

    明日は朝六時から同じ場所で給水とのこと
    役場の水道課の人は、徹夜で頑張ってくれているのかも知れず、
    いつもいつも私だけが姫様みたいにのんきで。

    ああ、なんと綺麗な水だこと。

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