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昭和のケーキ4

ケーキ

  • 連続ものになってしまったので目次です
  • 昭和のケーキ1
  • 昭和のケーキ2 *膨らむ憧れ編*
  • 昭和のケーキ3 *メレンゲと苺の謎*
  • 昭和のケーキ4 *憧憬第一*
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    → 昭和のケーキ4日記 2006年12月02日

    若干重めながらスポンジ二枚が焼きあがる
    直径15センチくらいの円形なのだが
    二枚重ねると高さも15センチくらい
    まるごと使ってレイヤーケーキにすると
    明らかにバランスを欠いているのだけど
    なんとなく、この際これでいいような気がしてくる
    しつこいようだが今回のミッションは
    洗練されたセンスではなくて、憧憬なのだ
    塔のように上に伸びてしまったケーキなど、完全に許容範囲
    もち焼き網の上で冷ましている間に
    今度は生クリームの泡立て

    スポンジに生クリームを塗り
    ところ狭しとパッションフルーツを並べて
    もう一度生クリームを塗り
    スポンジを重ね
    上と周囲ぐるりにクリームを塗りたくる
    あんまりクリームだらけにするとくどくなるのだけど
    しつこいようだが今回は洗練されたケーキを作るのが目的ではないので
    果物ナイフを使ってぐいぐい厚化粧していく
    ケーキというより、おばけのQ太郎に近いシルエットの物体ができていく

    去年のクリスマス時期に買った生クリームにおまけで付いてきた搾り出し袋を取り出して
    上部ぐるりは搾り出したクリームで飾り付けし
    真ん中にはてかてかの寒天フルーツを敷き詰める
    寒天フルーツの上にチョコ文字happy birthdayを載せる
    自分で嬉しくなるくらい
    本当に泥臭くて子供が喜びそうなロウ細工みたいなケーキができて
    しばし感動した

    いつぞやパン屋さんでシュークリームを買ったときにもらったケーキ箱を
    この時のために隠しておいたやつをごそごそと出し、
    取り出しやすいように中にダンボールの台座を置いてケーキを入れる
    ケーキってのは紙の箱に入っていて、「さあ、どうぞ」って差し出された時には中が見えず
    どんなんだ、どんなケーキなのだ、ともどかしく思いながら箱を開くと
    ぷんと甘い匂いがして、ぱっと綺麗な彩りが目に飛び込んでくる、
    という一瞬がもちろんとっても大事なので
    どうしても紙のケーキ箱にいれなければならないのだけど
    いかんせん、その小さなケーキ箱には15センチも高さがない
    入れたは良いが蓋が閉まらない
    閉まらないと「さあ、どうぞ」の大事な一瞬ができない
    うーむ
    考えた末やむなく上は箱は開けっ放しで上から布巾をかぶせた
    これで多少は「さあ、どうぞ」ができる
    一応布巾は真新しいのをおろして使うったのだが
    あんまり真っ白でノリが効いているので、ちょっと離れてみると
    どうも骨箱風にも見える
    でも、大丈夫大丈夫
    しつこいようだが今回のコンセプトは
    憧憬は現実を上回るってことだ(そうだっけ?)

    あまりにも疲れたので
    骨箱風ケーキは冷蔵庫程度の室温を保っている自分の部屋に隠して
    そのままばったり寝た

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