オホーツクグルメ
大甞飴

- 大甞飴
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大甞飴日記 2006年12月08日
北海道には大甞飴という古いお菓子がある
そのパッケージの驚くばかりのレトロムードを裏切らず
発売は大正四年だそうで
見かけると持ち上げて撫でてさすってじっくり見つめずにはいられない素敵なデザインに心揺れる
正体は、というとこれが葉書大の白い板状の水あめだ
オブラートに包まれて紙にくるんであるのを
包装の上から手でバキバキ割って食べる
口の中で溶けて水あめの甘い香りと練りこんであるゴマの風味がふわっと漂ってくる
口に入れてる間はしゃべれない
もちろんかなり甘い
11月から1月までの冬季限定の飴で
理由は簡単なのだけど、ちょっと暖かい部屋においておくと
すぐに柔らかくなって食べようたってくにゃくにゃ曲がるばかりで割れなくなる
そうするともうどうともできなるなるので
二重窓のサッシの間に立てて冷やしておいて食べる
「冬季菓子ノ王」と肩のあたりに書いてある
いいですね、好きですよ、こういうの
「ナントカ大会金賞受賞」って書いてあるより
頑固そうでなかなか良い
おそらくは私の親の世代が子供だった頃には
贅沢な部類のお菓子だったのではないかとおもう
私の子供の頃は全く見かけず
ただ昔は葉書大の飴があった、なんてことは聞いたことがあって
子供らしく憧れたりなんかしていたのだけど
近年のレトロブームにのって生産量が増えたのか
最近はあちこちでよく見かけるようになった
ずしっと重みのある大甞飴を買って
バリンバリンと手で割って
映画を見ながらもごもご食べた
懐かしのE.T.はエリオット少年の自転車のかごに乗って
大きな満月を横切って美しく飛んでいく
ああ、もうなんだかとっても良い
と思いながら
ノスタルジックな水飴の味
映画のお供に大甞飴
