オホーツクの野鳥
オジロワシ

- オジロワシ
【PR】ネットで副収入 GETMONEY! 私の田舎暮らしを支える副収入のひとつ。登録三ヶ月目くらいから収入になりはじめました。→解説サイト:ゲットマネー研究所
オジロワシ日記 2006年12月12日
オホーツク海の薄青色の空の中から
急降下してきたオジロワシが
力強い足で海面を強く蹴ったその直後
再びぐんぐんと上りはじめた空の中
足には白く光る何かが強く捕まれ
重たげにぶらぶら揺れている
あっ
と思った一瞬の間
鳥は獣の顔をして
波の砕ける防波堤をめがけて
まっしぐら飛んでいくオホーツクの上
ぐんぐんぐんぐん飛ぶワシを
まるで血迷ったかのように
思わず追跡する一羽のカモメ
目を見張るほど大きなその光るものを
たとえワシが落としたとしても
カモメの翼では二度と再び引き上げられることはできまいに
それがあんまり白く光るので
我も忘れてついてきてしまったのか
何か鋭く二言啼いて
ぐんぐん引き離されて消えた
まっしぐら飛ぶ海の上
迷いもせずに防波堤に戻った鷲は
獲物の上にすっと立ち
厳しい顔して微動だにしない
色目を使うカラスが二三羽
近寄ってきて廻りを跳ねるを気にもせず
カラスと同じほどの大きさで真っ白く光る魚の腹に
恐ろしい爪を立てたまま
いったい彼は何をしているのか
おそらくは
白い腹の中でもがく生命が弱まりながら
やがてぐったり動かなくなる時を
まるで慣れた様子で待っているのだろう
焦ることもない冬の海
随分長く待った後
鷲はようよう首を下ろして
両足でぐっと握った白い腹に
いかつい大きな嘴を刺しては引き裂き
真っ白に光る大きな腹は
長い時間をかけて鮮やかな桃色の塊に変わっていく
零下の風吹く港の海で
桃色にちぎれた肉の上に立つ鳥は
しゃがんだ人の子ほどの重たげな姿で
長々独り食事をする
大きな鳥が神のようにも見える
凍てついた海のその瞬間
