オホーツクの花や風

オホーツクの野鳥

オジロワシ

オジロワシ

  • タカ目タカ科 天然記念物
  • 北海道の東部と北部で少数が留鳥として繁殖 多くは冬鳥として北海道や東北、日本海沿岸に飛来
  • 海岸や河口、海沿いの故障や水田、時に内陸の湖沼に生息
  • 主にサケやマス、タラなどの大型の魚を捕食。カモやアザラシの幼獣や海岸に打ち寄せられた死肉を食べることもある。
  • 繁殖期は三月から八月、ミズナラやトドマツなどの大木の上に営巣する
  • オホーツクエリアでは夏でも良く見かけます。トンビより大きいのですが、色がよく似ていて高く飛ぶと大きさが分かりにくいので、ちょっと分かりにくいことがあります。カラスに追い払われている姿なども何度か見たので、「あんまりワシらしくないなあ」と思うこともありますが、獲物をとる迫力は息を呑むものがありました
  • 観察場所:紋別港
  • 【PR】ネットで副収入 GETMONEY! 私の田舎暮らしを支える副収入のひとつ。登録三ヶ月目くらいから収入になりはじめました。→解説サイト:ゲットマネー研究所

    → オジロワシ日記 2006年12月12日

    オホーツク海の薄青色の空の中から
    急降下してきたオジロワシが
    力強い足で海面を強く蹴ったその直後
    再びぐんぐんと上りはじめた空の中
    足には白く光る何かが強く捕まれ
    重たげにぶらぶら揺れている

    あっ
    と思った一瞬の間
    鳥は獣の顔をして
    波の砕ける防波堤をめがけて
    まっしぐら飛んでいくオホーツクの上

    ぐんぐんぐんぐん飛ぶワシを
    まるで血迷ったかのように
    思わず追跡する一羽のカモメ
    目を見張るほど大きなその光るものを
    たとえワシが落としたとしても
    カモメの翼では二度と再び引き上げられることはできまいに
    それがあんまり白く光るので
    我も忘れてついてきてしまったのか
    何か鋭く二言啼いて
    ぐんぐん引き離されて消えた

    まっしぐら飛ぶ海の上
    迷いもせずに防波堤に戻った鷲は
    獲物の上にすっと立ち
    厳しい顔して微動だにしない
    色目を使うカラスが二三羽
    近寄ってきて廻りを跳ねるを気にもせず
    カラスと同じほどの大きさで真っ白く光る魚の腹に
    恐ろしい爪を立てたまま

    いったい彼は何をしているのか
    おそらくは
    白い腹の中でもがく生命が弱まりながら
    やがてぐったり動かなくなる時を
    まるで慣れた様子で待っているのだろう
    焦ることもない冬の海

    随分長く待った後
    鷲はようよう首を下ろして
    両足でぐっと握った白い腹に
    いかつい大きな嘴を刺しては引き裂き
    真っ白に光る大きな腹は
    長い時間をかけて鮮やかな桃色の塊に変わっていく

    零下の風吹く港の海で
    桃色にちぎれた肉の上に立つ鳥は
    しゃがんだ人の子ほどの重たげな姿で
    長々独り食事をする

    大きな鳥が神のようにも見える
    凍てついた海のその瞬間

    Copyright (C) nora.All right reserved.