オホーツクの生き物
あざらしシャーベット

- あざらし
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あざらしシャーベット日記 2007年01月10日
流氷の町紋別市には
流氷タワーという
半分海の底にもぐった面白い
流氷観察用の観光施設があって
たまに水鳥の観察をしに遊びにいく
その流氷タワーへ至る堤防の上の道の道端に
海とつながる小さなプールがあって
なぜか唐突に二頭のゴマフアザラシが飼育されている
寒い寒いと言いながら海の上の道をテレテレ歩いていると
いつも垂直に立ち上がってじっとこちらを見ているのだ
近くに大きなアザラシの飼育施設があるので
たぶん体調不良などでそこから一時隔離された個体が
ひっそり飼育されているんじゃないかな、と思うのだけど
あまりにも地味に突然あざらしがいるので
なにか秘密のお友達のようで
ちょっとわくわくするスポットなのだ
お友達の名前はアグとハル
写真があまり好きじゃないらしく
カメラを向けるとイナバウアーで逃げていってしまうのだが
じっと見てる分にはいつまでもにらめっこに付き合ってくれる
で
アグとハル
久しぶりに会いにいったら
なんとプールの水が凍っていた
流氷のようなごつい氷ではないのだけど
なんというのか
溶けかけのシャーベットのような
ゆるめのフローズンダイキリのような
水気の多い大根おろしのような
絶妙なオホーツクシャーベットの中を
アグとハルは垂直に立っていた
お前たち寒くないのかい
と思わず駆け寄って手を差し伸べそうになるのだけど
相変わらずアグとハルは
鼻の穴をぷしゅっと広げて長い鼻息を漏らし
シャリシャリシャリ・・・・という
なんともいえないシャーベット音を奏でながら
イナバウアーでプールの底に潜っていった
衝撃の
あざらしシャーベット
