オホーツクの花や風

オホーツクの野鳥

アトリ

アトリ

  • スズメ目アトリ科
  • 日本各地に飛来する冬鳥
  • 秋は山地の森林で生活し、群れを成して木の実を食べている。ナナカマドなどの果実も食べるが、かえでやブナなどの落葉広葉樹やモミやコメツガなどの針葉樹の硬い種子を好む
  • 冬から春は低山の雑木林や農耕地、川原などに飛来して、草の実や落穂を食べる。
  • 西日本で数万羽の大群が現れることもある
  • 地鳴き:キョ、キョ、キョ。チュユーン
  • 観察場所:滝上渓谷錦仙峡
  • 【PR】ネットで副収入 GETMONEY! 私の田舎暮らしを支える副収入のひとつ。登録三ヶ月目くらいから収入になりはじめました。→解説サイト:ゲットマネー研究所

    → アトリ日記 2007年01月14日

    ナナカマドの実は
    秋の遅くに赤くなって
    北の風景の中に色がなくなってしまってからも
    ずっとかわいらしく赤いままぶら下がっている
    とても綺麗で美味しそうな実なのだけど
    どうしたわけだか
    誰も食べにこない

    赤い実は
    赤いままいつまでもぶら下っていて
    雪が積もって
    霜がおりて
    凍って溶けて
    黒くなって皺になって
    少しずつ少しずつ
    厳しい冬を思わせる色に変わっていく

    黒くしなびた実がたくさんのナナカマドの細い木に
    寒さでまんまるに毛ぶくれしたアトリが四羽
    必死に実をついばんでいる
    こちらのことなど気にもせず
    時々お互いにちょっと小競り合いなどしながら
    一心不乱に実を嘴に挟んで
    そうして中を食べたら
    しわしわになった皮の部分はぺっと捨てるのだ
    人が熟柿をすすっているみたいだ

    それをちょっと離れたところから
    じっと見ているカケスが一羽
    ナナカマド食べたいけれど
    アトリが四羽じゃちょっと勝ち目がないかなぁ
    と、そんなことを思っているのかいないのか
    じっと猫のように動かない

    ずっと人気のなかったナナカマドの実に
    あんなにたくさんお客さん
    もしかしたら
    実が発酵するのを待っていたのかな
    人にはちょっと分からないのだけど
    木の実にはそれぞれちゃんと微妙な食べ頃があるらしい
    リスも鳥も
    何か不思議な順番に素直に従って
    辛抱強く待ってから順繰り順繰りに食べていくのだ

    15分も見ていたら
    ナナカマドの木はあらかた裸になった
    すぐ下の雪の上は
    アトリが食べ残した皮の赤で染まっている

    彼らはまた
    食べごろの木を見つけに
    深い雪の中を飛んでいったのか

    Copyright (C) nora.All right reserved.