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    <title>オホーツクの花や風</title>
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    <updated>2007-08-12T23:11:26Z</updated>
    <subtitle>北海道オホーツク滝上町移住生活二年目の管理人ノラによる
野草や野鳥、野生動物の自然観察記、
カヤック、登山、観光などのアウトドア情報、
年間気温差60度の北の田舎暮らしのライフスタイルなどの記録です。</subtitle>
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    <title>にんにく</title>
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    <published>2007-08-12T23:04:38Z</published>
    <updated>2007-08-12T23:11:26Z</updated>
    
    <summary> 保存食 なんどか書いていますが、冷蔵庫のない暮らしをしています。 かなり寒い地...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクグルメ" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="にんにく" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/08/ninnniku.gif" width="216" height="179" /></p>
<ul>保存食</ul>
<li>なんどか書いていますが、冷蔵庫のない暮らしをしています。</li>
<li>かなり寒い地域であるゆえ、一年のうちで殆どのシーズンはあまり深刻には困っていません。真冬の間は室内がちょうど冷蔵庫くらい、屋外がちょうど冷凍庫くらいの温度なわけですし、冷凍みかんなんかは冷凍庫で作るより外で作る方がずっと美味しいものです</li>
<li>気を使うのは短い夏の間だけなのですが、夏は夏で、冬の間は不足していた新鮮で安い野菜が近所で大量に安く出回るので、無理して傷みやすいものはたべずに、美味しい取れたて野菜を頂いています。</li>
<li>しょうゆ漬けにしたり、干したり、煮詰めたり、電力を使わない保存方法は年中使えて便利です。保存瓶が大量にあるのと、台所にぶら下がっているほし網が我が家の冷蔵庫の代わりです。</li>]]>
        冷蔵庫の無い我が家では
長期保存可能食品は非常に得がたいものであり
一番珍重されているのは
にんにくのしょうゆ漬けである

にんにくを大量に剥いて瓶にいれ
全体がかぶるくらいの醤油を入れて置く
にんにくが必要な時はにんにくを取り出して使い、
にんにく醤油が使いたいときは醤油を使い、
醤油が減ったら醤油を足し
にんにくがへったらにんにくを足し
そうして実に数年もののにんにく醤油が
いつの間にかできていったりするわけだが

醤油を足すのはいつも非常に簡単ながら
にんにくを足すのはいつも非常に面倒なことこの上ない
袋入りのでっかいのをかってきて
床に新聞紙を広げて座り込んで
にんにくの皮まみれになりながら
せっせと剥き続ける

剥いても、剥いて、にんにく
にんにくの汁って、
もの凄く大量に触れるとぴりぴり肌に染みるんだよね
「指が痛い、にんにく痛が！にんにく痛が！」
さほど楽しい作業でもないので、
景気付けにわめきつつ剥き続ける
そうやって真っ白な肌のつやつやにんにくを
全て無事に広口瓶に沈める

どういうわけだか必ずお決まりで毎回ちょっとだかあまる
瓶に入りきらなかった数欠けのにんにくを
すりおろして別の容器でマヨネーズと混ぜておく
これをパンに塗ってトーストして食べるわけだ
もの凄く臭くてうまいお手軽ガーリックトーストになる

大量にガーリックトーストを食べつつ
にんにく痛は翌日まで消えなかった
    </content>
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    <title>車</title>
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    <published>2007-08-10T02:58:38Z</published>
    <updated>2007-08-10T03:09:36Z</updated>
    
    <summary> 自動車事情 北海道の過疎地では必需品。回覧板を車で持っていったりするからね、本...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ミニクーパー" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/08/mini.gif" width="277" height="100" /></p>
<ul>自動車事情</ul>
<li>北海道の過疎地では必需品。回覧板を車で持っていったりするからね、本当に</li>
<li>田舎への移住で考えなければならないことの一つ、
実際住んでみないとわからないことのひとつが車の問題かなあ、って思います。
ガソリンの値上げの影響をまともに受けやすいのが地方。
燃費の良い車でなければつらい、でも雪国だから安定のいい四駆が良い、などなど。</li>
<li>移住したお年寄りが病気で車に乗れなくなった時
病院にさえも行くことができなくなって、結局都会に戻らざるを得なくなった、
なんて話も聞きます。</li>
<li>メリットは運転が下手でもあんまり目立たないことでしょうか。
どんな人でも運転してます</li>]]>
        
また運転の練習をしている
練習はしても、結局は車を持っていないので再びペーパーに舞い戻ること幾たび
私がどれくらい運転に向いていないかに気づいてしまった人たちに止められたり
だいたいが自動車学校の教官からして
「免許はやるから車には乗るな」と言った
いわくつきの無事故無違反無使用のゴールド免許をわたしは持っているわけだ

それがどうとも
ぜひ車の運転に慣れるなら今だ、という気が突如し始め
どれだけ止められても
またもう一回乗り始めているわけで

あのね、面白いもんで
「周りから何かが出てくるからも知れないから注意して発進しよう」
という発想ができないのだね
何かが出てくるかもしれない、と思うと怖くて永久に発進できないし
発進するときは、何も出てこないもんだ、と決め付けてるので結果、周りを全く見ていない
なんだっていっぺんに2つのところに注意が行かないもんだろうなあ、
と思うと感心するんだが
とにかくそれでも乗ってるわけだ

昔、河合隼雄さんが著作の中で
不登校の子供が学校へ行き始めるときに
自転車を買って欲しい、と言い出す子どもが多いのだ、
と書いていた
家族から、母親から、離れて遠くへく、という
ひとつの自立宣言の形なのだそうで

ずっとずっと
自分は運転には向かないんだから無理に乗らなくてもいいと思っていた車に
最近はぜひとも乗ろうとしている自分も
きっともっと遠くへいくための力が欲しいのだよなあと思う

「私」と「車」ほど距離の遠いものも無い、と思っていたのが
通りでミニクーパーを見つけると
「あれ、いいなあ」といったりする

人が生きるために必要なものって
本当に変わるんだなあ、と思ったことだ

ミーハーといわれても
ミニは良い


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    <title>線香ブタ</title>
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    <published>2007-08-09T04:10:47Z</published>
    <updated>2007-08-09T04:13:41Z</updated>
    
    <summary> 蚊遣りブタ 勝手に「線香ブタ」と読んでいますが、正確には「蚊遣りブタ」だそうで...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="線香ブタ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/08/sennkoubuta.gif" width="250" height="150" /></p>
<ul>蚊遣りブタ</ul>
<li>勝手に「線香ブタ」と読んでいますが、正確には「蚊遣りブタ」だそうです</li>
<li>江戸時代から使われているのだとか（川柳に出てきたりするそうですね）</li>
<li>様々な蚊遣りブタが売られているので、調べてみると、蚊取り線香を吊り下げて使うものと、
線香立てに立てて使うものとがあるようです。</li>]]>
        そのブタを
ホームセンターから我が家まで連れて帰ってくるのには
殆ど何の疑問も持たなかった

線香ブタはある日突然我が家にやってきたのである
第一には去年の夏にだいぶん蚊に困らされたし
第二には蚊取り線香に付属の線香たてはちょっと安定が悪いような気がするし
第三にはそのブタとは、なんと言ってもエレガントだと思ったのだ
諸々の事情が重なり、彼は誰に疑問を持たれるでもなく我が家にやってきた

線香ブタはしかし、
我が家に不思議な悩みを連れてきた
「どうやって蚊取り線香を入れるんだろう？」という
殆ど存在意義そのものに関わる、それは大きな問いで

どういうわけだか私は
ブタの内部からぶら下げて使うものだと信じて疑わなかったのだけど
そうしてブタの中でうずまき型の線香がゆらゆらする光景を
とても楽しみにしていたのだけど
いざぶら下げてみようとすると
ブタの胴回りと蚊取り線香の直径はほぼ同じくらいで
とてもぶら下げるスペースは確保できないのだ

では、置くのか？
ブタ内部に蚊取り線香に付属の線香立てを設置して平たく置いて焚くのだろうか
だがしかし平たく奥にしても奥行きはやはりギリギリで
おまけに平らな面がまったくないので座りのわるいこと甚だしい
どこかしらの燃焼部がブタ内部に触れて立ち消えしてしまうし
ブタにはうっすら焦げあとがついてしまう
線香ブタ
なぜ君はブタなのか
そしてなぜ君は蚊取り線香が収まらないのか
問いは深まるばかり

そしてまたある別の夏の日に
クワガタ虫が引っ越してくるという事件により
虫除け線香をたくことができなくなった我が家において
線香ブタはいつもただ静かに存在に関わる大きな問いを投げかける

なぜ君はブタなのか
そしてなぜ君は蚊取り線香が収まらないのか 
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    <title>ムックリ</title>
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    <published>2007-08-08T02:07:25Z</published>
    <updated>2007-08-08T02:09:41Z</updated>
    
    <summary> ムックリ アイヌの代表的な楽器で、世界各地に分布する「口琴」とよばれる楽器の一...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ムックリ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/08/mukkuri.gif" width="250" height="114" /></p>
<ul>ムックリ</ul>
<li>アイヌの代表的な楽器で、世界各地に分布する「口琴」とよばれる楽器の一種</li>
<li>左側のひもで楽器をしっかりと固定してもち、右側のひもを強く引き、内側の「舌」を振動させることで音を出します。振動音はそのままでは小さい音ですが、これを口腔内で共鳴させることで音を大きくしたり、音色や音程を変えます。上手な人がするととても深みのある音色がする</li>
<li>長さ10センチほど。現在作られているのは竹製だが北海道には竹がないので道南で見られるネマガリダケや木などを加工して作った</li>
<li>今で言うところの「携帯電話」だそうで、山の中で連絡を取り合うのに使ったとか</li>
<li>木の葉の音、風の音、熊が笹薮をこぐ音などをまねした</li>]]>
        川湯、という大好きな温泉地で
ささやかなお祭りが開催されており、
アイヌ舞踊が見られる、というので行ってみた

「私たちの踊りは華やかなものではありません」というふうに
初めに言って踊り始めたその言葉の通りに
それは非常に淡々として、そして単純な繰り返しの連続で
土を見つめるように、うつむくようにして
踊る姿がとっても印象的だった

うっそうと木が茂るので空が狭くなって暗く見えるところで
単調な繰り返しのように聞こえる
笹の音とか木の葉の音とか
そういうものを絶え間なく耳にしながら暮らし
そうして自然の一部として
「華やかではない踊り」を自然に溶け込ませるようにして
きっとそうやって踊るものだったんじゃないかしら
淡々として、力強い

木や草やその中深くで暮らしていく生活を
あまりにもはっきりと想像させるものなので
じっと立ち尽くしてみてしまった
よく響くけど決して甲高くない歌は
歌というよりお経のようであるようにも聞こえて
いつまでも耳に残る

ムックリというこれ以上にないほどシンプルな作りの
竹製の口琴も、はじめて生で聞くものだった
ビヨンビヨン、というなんだか不思議な音色はよくアイヌコタンの
おみやげ物やさんの店先で聞くのだけど
目の前でアイヌ装束に身を包んだ人が鳴らすのを見たのは初めてで
それはもう、感動するのだ
何に感動するのか、というのは良く分からないんだけど
音だけ聞いて感動しないのに
どうして目の前で見ると感動するのかというのは
たぶん、これも生活するための何かだったから感動するんじゃないかなあ
音が揺れながら夜空の方にのぼっていって消えていく
消えた先で、また誰かが聞いているようだ

ムックリ、400円
使い方を教えてあげますよ、
というので子供の輪に混じって教えてもらった
輪になっている方の糸を小指に引っ掛けて左手でしっかり持ち
右手でもう一方の糸を強くはじいて竹をしならせてビューンという音をだす
それを口に持ってきて口腔の広げ具合で共鳴させるのだ

これが、最初はなかなかならない
「うん？・・・うん？・・・え？」
ムックリを握り締めて固まっていると
「どれ、教えてやる」と
アイヌ装束のお姉さん、子供たちそっちのけで私の専属講師
「もっと垂直に引っ張ってごらん」
「・・・・・垂直ってどっちだけ？」
「・・・」
「・・・」

習う事10分くらいで、それでも一応音は出るのだ
ビュン
「あ、なった」
「鳴りましたあ」
と喜んで講習終了
やりすぎると手が痛くなるから気をつけて、といわれて
喜んでビヨンビヨン鳴らしながら
夜道を歩いてアイヌコタンの通りを抜けていく

一応、やればやるほどすぐにうまくなるのだが
音の深みはやっぱりさすがに違うのだ
どうしてあれほど力強く、そして色々な音が出るのか、
というのはわからないながら
音が出さえすれば楽しい

翌日は手も口もひりひりしました、
というオチ




    </content>
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    <title>ミヤマクワガタ</title>
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    <published>2007-08-07T12:09:14Z</published>
    <updated>2007-08-07T12:12:42Z</updated>
    
    <summary> ミヤマクワガタ 昆虫綱甲虫目クワガタムシ科 分布：北海道、本州、四国、九州 一...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの生き物" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ミヤマクワガタ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/08/miyamakuwagata.jpg" width="153" height="200" /></p>
<ul>ミヤマクワガタ</ul>
<li>昆虫綱甲虫目クワガタムシ科</li>
<li>分布：北海道、本州、四国、九州</li>
<li>一般に高山地に多い</li>
<li>オスは、他のクワガタに比べ茶色がかっていて、
頭部の両側に耳のような突起がある</li>
<li>昼間でも活動しているので採集しやすい</li>]]>
        <![CDATA[夜道を散歩すると
外灯の下を決まって歩いているのが
ミヤマグワガタ

身体が緑がかっていて
頭頂部が平らになっているのが特徴
・・・ということを私が知っていたわけではなくて

「おっ、ミヤマクワガタだ」
と嬉しそうに手にとる同居人の知識なんであり
関東の少年には、憧れのクワガタだったそうで

憧れのクワガタってのはどういうことかというと
「メスのクワガタ三匹と、これと交換して〜」
というような友人たちのおねだりの対象であるらしい
ほお

「マッチ箱と牛乳のフタで荷車作ってカブト虫の角にひっかけて
引かせたりしたなあ〜」
ほおお

「いつもおがくずの中に入って動かないからほじくりだしてつついて遊ぶんだよ」
ほほお

ほお、面白そうですな
そういう子供時代をすごしたことのない私には
まったく未知との遭遇
ミヤマクワガタを連れて帰ってくる

虫かごにおがくずをしき、
木の枝で適当にジャングルジムを作りブランコを作り
クワガタハウスを作成
数日で五匹にも増えてしまったオスメスのミヤマクワガタたちは
あちこちに登ったり落ちたりひっくり返ったりしている

「えー、可愛いかも、いや、でも怖いかも」
って、あんまり虫を見て育ってないもんだから
足が六本あって全部がバラバラに動く光景というのはちょっと怖い

スイカの皮をやる
本気で喧嘩してたら仲裁してやる
身体が砂糖水まみれになってたら行水させてやる
ブランコにぶら下がってたらほめてやる

あらたな楽しさに目覚めてくる私
「いやあ、構ってると結構可愛いよね、ちょっと怖いけど」

「だいたい九月くらいになると全部動かなくなるんだよな」

<b>「・・・・えっ、死んじゃうの！！！」</b>

確実に愛情が育っていたことを確信した瞬間。]]>
    </content>
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    <title>春の兆し</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/02/23/post_190.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1327" title="春の兆し" />
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    <published>2007-02-23T08:54:40Z</published>
    <updated>2007-02-23T09:01:14Z</updated>
    
    <summary> 春の兆し 川沿いの木に設置した餌台でひまわりの種をやっています。コガラなどは人...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ひまわりの種" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/02/himawarinotane.gif" width="211" height="181" /></p>
<ul>春の兆し</ul>
<li>川沿いの木に設置した餌台でひまわりの種をやっています。コガラなどは人の手からでもとって食べると聞いて、鳥の傍によってはそっとひまわりを差し出しますが、なかなか寄ってこないものです。でもお腹はすいているらしくいつも餌台は売り切れの状態</li>
<li>鹿が飢えてずっと里まで降りてきてしまうのも春近くの風景です。絶壁で器用に木の皮を齧りとっていますが、弱ったシカも多く見るようになります。滑落して命を落としたと見られる鹿も春には数頭見かけます。</li>
]]>
        ちょいと頭を使うひと仕事が終わって
コーヒーを飲みながら
なんとなくぼんやりしていると
突然頭上で物騒な物音がする
ドシンバシンと
柔道場の床下に住むねずみもかくやという風情

暖かくなって
朝から雨が降りしきっている
一日中屋根の上から氷の落ちる音

からりと晴れた隙に不精な腰を上げて
小さな袋にひまわりの種を入れて
川沿いの遊歩道に出かける
かんじきを履いてだいぶ重くなった雪を踏み分けていくと
渓谷沿いに仕掛けた餌台の中の種は
もちろん、もう空っぽだ

にぎやかにコガラの鳴く声がする
今日は特に軽い声で鳴くものだ
まるで春の日の歌のような響き
どうして世の中にこんなに綺麗な声の生き物がいるだろう
手のひらに種を乗せて
そっと差し出してみるけれど
ちょいちょいとのぞきに来ては
また歌いながら飛んでいってしまう
餌台にやった餌は食べるけれど
個人的な信頼関係はまるでない
どうしてどうして私の片思い

重くなった雪がかんじきにまとわりついて
いつもの何倍も足が重いのを
汗をかきながら遊歩道を行く
見上げればオオワシが二羽
立派な羽を羽ばたきもせずに
ブーメランのように悠々と空を飛んでいるのが
青空の中にくっきり光っている
あんまり綺麗な姿に
「すげえ」
と思わずややはしたない歓声をしてにやっと笑う

ふと足元に白く閉ざされた川の上から
カラスが一羽飛び立った
その飛び立ったところに何か不思議な色の水溜り
汚れた泥色と濁った赤

数日前までエゾシカという名前だった命が
今は他の命のために姿を変えた泥の色
今となってはもう殆ど鹿の姿をしていない
崖の淵まで木の皮を齧りに来て
温んだ陽気で滑りやすくなった雪が崩れたのを
飢えた体で支えきれずに滑落したんだろうか

周りにたくさんの大きな翼の後があるのは
あれはきっとカラスではなくワシだろう
そう思って空を見ると
いつの間にかオジロとオオワシが
これまで見たことも無いほどの数で山の上を旋回している

山の上には
もっともっと沢山の鹿が
斜面を滑り落ちて命を落としているのかもしれない

悠々として動じないように
群れて空を飛ぶ猛禽の姿は
しみじみと怖い
川の上の血だまりの上ではカラスが喧嘩をする

命を入れ替えながら
近づいてくる
春の姿

    </content>
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    <title>帽子</title>
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    <published>2007-02-19T04:00:48Z</published>
    <updated>2007-02-19T04:03:20Z</updated>
    
    <summary> ...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="帽子" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/02/bousi.jpg" width="200" height="137" /></p>
]]>
        「こんにちは」
とばあちゃんはいつものように
直角に腰を曲げたまま冷たい玄関に入ってきて
「これ・・・」と言いながら
白いビニールの袋から何か柔らかそうなものを取り出した

鉤針編みの帽子
水色と、殆ど蛍光に近いくらい鮮やかな緑

「・・・・？」
「これね、私が編んだのじゃないけど」
「・・・はい」

「洗うときはね、絞らないで」
「・・・はい」

「私には少し派手だから被んなさい」
「・・・はい」

確かにばあちゃんも同じ形で
でも蛍光緑は入っていないニットの帽子を被っている

言いながらばあちゃんはまた直角に腰を曲げて
冷たい玄関からマイペースで出て行った
「あ、そこ凍ってますから、気をつけてください」
「はい、はい」
「あの、いつもありがとうございます」
「はいはい」


ばあちゃんがいなくなってから
その”少し派手な”帽子を
手の平においてじっとみてみる
紛れもない人の手でひとつひとつ編んだ
暖かそうなもので

でもばあちゃんは知らないのだ
こういうのはばあちゃんだから似合うってことを

私には「駅ビルに入っているナントカって店で買った
ウン万円の皮のハンチング」なんてものが
もうすっかり文化的に正当化されたものとして
頭の中に刷り込まれてしまっていて
蛍光緑の模様の入った鈎針編みの帽子は
今更その頭の上に載せても似合わない

記念に
膝の上に載せて
お絵かきをした
今でも毎年鉤針編みで
毛糸の帽子を編む人たちがいるなんて
知らなかったな

    </content>
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    <title>餌台</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/02/12/post_188.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1254" title="餌台" />
    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1254</id>
    
    <published>2007-02-12T09:32:08Z</published>
    <updated>2007-02-12T09:40:51Z</updated>
    
    <summary> 餌台 旭山公園にぶら下がっていたのを参考にて作ってみました ペットボトルの下の...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="餌台" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/02/esadai.jpg" width="200" height="280" /></p>
<ul>餌台</ul>
<li>旭山公園にぶら下がっていたのを参考にて作ってみました</li>
<li>ペットボトルの下のほうに割り箸を通す穴をあけます</li>
<li>割り箸をペットボトルに通してその割り箸を針金で園芸用の平皿に固定します。割り箸部分には鳥が止まるので皿より長さが余ってもきらないでそのままにしておきます</li>
<li>鳥がつつけば中の餌が出てくるくらいの大きさの穴をペットボトルに開けます</li>
<li>ボトルの口から鳥の餌を入れます</li>
<li>木の枝に針金で固定します</li>
]]>
        小さな穴を開けたペットボトルと
割り箸と
園芸用のプラスチックの平皿と
針金

何かというと
この中にひまわりの種を入れて
遊歩道の木の枝にぶら下げておいて
寄ってくる小鳥たちを観察するための餌台だ

鳥はペットボトルの小さな穴をつついて
自分で中からひとつずつ種を取り出す

針金で枝に縛り付けているうちから
ヤマガラはもう寄ってきて高いところから見ている
「早くしろ、終わったら早くいけっ」
と思ってるのだろうな

最初はちょっぴり警戒するけれど
すぐに寄ってきてせっせと種を食べる

それから
シジュウカラとハシブトガラがくる
ニーニーと甘えたような澄んだ声で鳴いて
枝から枝へ、そうして餌台に飛び乗って
さっと咥えてまた飛び立つ
プラスチックなので時々滑ってばさばさしたり

ヤマガラは気が強くて
気に入らないとすぐに喧嘩を始める
カケスが来るとみんないっぺんに追い払われる
あっという間に木の下はひまわりの殻だらけ

澄んだ揺らぎのある楽しげな歌声と
軽々として可愛らしい姿だけど
みんなお腹が空いて寒いのだろうな

    </content>
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    <title>ホオジロガモ</title>
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    <published>2007-02-08T01:42:17Z</published>
    <updated>2007-02-08T01:49:50Z</updated>
    
    <summary> ホオジロガモ カモ目カモ科 冬鳥として北海道〜九州に飛来 内湾や河口、大きな河...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの野鳥" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ホオジロガモ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/02/hoojirogamo.jpg" width="200" height="112" /></p>
<ul>ホオジロガモ</ul>
<li>カモ目カモ科</li>
<li>冬鳥として北海道〜九州に飛来</li>
<li>内湾や河口、大きな河川や湖沼に見られる</li>
<li>頻繁に水中にもぐり貝類や甲殻類、小魚、水生昆虫などの動物質を主食とするほか、水草などの植物質も食べる</li>
<li>繁殖期は森林の樹洞に営巣</li>
<li>観察場所：トーフツ湖</li>]]>
        夏の間はメスが多かったカモたちが
真冬になるとオスだらけになるのは
一体どうしたわけだろう

海から吹き付ける切るように痛い風の中で
白と黒の美しいきりりとした姿で
ホオジロガモ


君たちは
春にはまた遠くへ行くのだろうね
ねえ
私も春に行こうと思うんだ

だからあんまり寒い日には
今年の春はどんなだろうと考える
私の春は
自由と独立の春なんだ

あの海が氷に埋め尽くされると
海から吹く風はまた一層冷たくなる
そんな日々には
君たちは一体どんな春を思うのだろうか

    </content>
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    <title>冬芽</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/29/post_185.html" />
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    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1195</id>
    
    <published>2007-01-28T16:44:18Z</published>
    <updated>2007-01-29T00:10:44Z</updated>
    
    <summary>葉が落ちた後の木に芽がつくのは春だと思い込んでいたのですが、よくみるとこんなに寒いのにどの木も芽を持っています。 
固いうろこに守られているのでオホーツクの冬でも中の花や葉は安全なのです。そうして雪や霜の心配のない頃になると膨らんできて、芽を包んでいた固い覆が離れて落ち、若芽が伸びてきます。 
冬の間に冬芽を持ってきて暖かいところに置いても芽吹かないそうです。芽吹くためには一定期間の休眠が必要なのだとか。人間と一緒です。</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの草花" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="冬芽" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/fuyume.jpg" width="200" height="151" /></p>
<ul>冬芽</ul>
<li>葉が落ちた後の木に芽がつくのは春だと思い込んでいたのですが、よくみるとこんなに寒いのにどの木も芽を持っています。</li>
<li>固いうろこに守られているのでオホーツクの冬でも中の花や葉は安全なのです。そうして雪や霜の心配のない頃になると膨らんできて、芽を包んでいた固い覆が離れて落ち、若芽が伸びてきます。</li>
<li>冬の間に冬芽を持ってきて暖かいところに置いても芽吹かないそうです。芽吹くためには一定期間の休眠が必要なのだとか。人間と一緒です。</li>
]]>
        氷点下20度の空の下
固い冬芽の中で
春が眠っている

色の無い真っ白な世界を見ていると
今は隠された土の下で眠りたくなる

眠れない夜があんまり悲しいので
雪の下の
土の下の
死と生の境目あたりで
眠っていたくなる

きっとうまくいかないだろう
うまくいくはずがない
もっと美しければ
きっとみんな愛してくれたのに
あたしのすることなんか
うまくいきっこないさ

君をうるさがらせたかったんじゃないよ
全部言いたいことは言ってしまったから
だから付け足して言えるほんの一言もない
でもやっぱり
ほんの少し何か言わずにいられない

眠れない夜って寂しいもので
何もかももう終わってしまった気がする

こんな冷たい夜には
春を待つ何もかも皆が
さぞ切なかろう

    </content>
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    <title>ウソ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/27/post_187.html" />
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    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1193</id>
    
    <published>2007-01-27T09:32:06Z</published>
    <updated>2007-01-27T09:42:51Z</updated>
    
    <summary> ウソ スズメ目アトリ科 亜高山帯や北海道東部の平地で繁殖し、秋冬は山ろくや丘陵...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの野鳥" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ウソ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/uso.jpg" width="200" height="143" /></p>
<ul>ウソ</ul>
<li>スズメ目アトリ科</li>
<li>亜高山帯や北海道東部の平地で繁殖し、秋冬は山ろくや丘陵、暖地に移動して越冬</li>
<li>繁殖期には蛾の幼虫や蜘蛛などを捕食するが、植物の種子、芽、つぼみや実なども食べる</li>
<li>越冬期には落葉広葉樹林で小さな果実やかえでなどの固い種子を食べる</li>
<li>フィーフィーと口笛のような声で鳴き交わす</li>
<li>観察場所：滝上公園</li>]]>
        雪の結晶のことを
六花（りっか）と呼ぶそうで
今日はどういうわけか
六花がひと際目立つ日だった

雪を抱いて顔を近づけないでも
立ちあがった高さのままで
雪の花のひとつひとつの花弁が
すっきりと光って見える
雪野原そこいらじゅう
一面六花の花畑

銀の花畑の上で
ウソが木の種を齧っている
そろっと近づいても
逃げもしないで
かさかさかさと
一心不乱に藪をつつく音ばかり

かんじき履いた足を投げ出して
雪の上に腹ばいになって
赤い襟巻きをした
小鳥の姿をじっと見る
コートの袖に
きらきら光る六花が
繊細なビーズがこぼれてきたように
はらりはらりとまとわりついて

いつまでも
赤い襟巻きの小鳥と
銀の花畑を
腹ばいになったままずっと見ている

君と仲良しになりたい 

    </content>
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    <title>赤い矢印</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/26/post_184.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1177" title="赤い矢印" />
    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1177</id>
    
    <published>2007-01-26T13:24:16Z</published>
    <updated>2007-01-26T13:37:44Z</updated>
    
    <summary> 赤い矢印 北海道の道路には道の両側に路肩の位置を示す赤い矢印がずっとついていま...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツク移住生活" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="赤い矢印" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/yajirusi.jpg" width="114" height="150" /></p>
<ul>赤い矢印</ul>
<li>北海道の道路には道の両側に路肩の位置を示す赤い矢印がずっとついています。雪のない土地の人には珍しいものらしいですね。自転車ツーリングをしていると道外から来た旅人に時々「あれ何？」って聞かれました。</li>
<li>赤い矢印が、荷物を積んだ車のような背の高いものにぶつかってしまったのか、上を向いているのに遭遇したのですが、何だか良いのですよね。意味もなくまっすぐ青い空を指す矢印って、結構印象的でした。</li>
<li>”You can go anyway if you want”って、映画「ギルバートグレイプ」の中の台詞なんですが、
快晴の十勝岳の中腹で見る空に向かった赤い矢印は、ちょうどそんな感じのイメージでした。</li>
]]>
        ちょっと富良野へ遊びに行ったときに
十勝岳を車でとことこと登ってきた

ペンションの奥さんが今年一番の快晴、と言ったほど
それはそれは素晴らしい青空で
空も山も雪も全部くっきり見えて
そしてそれ以外には何も見えないという
とっても清潔な世界だった

その山道を歩いていると
急な坂の上に空に向かった赤い矢印がひとつある
あれはここから空へ飛ぶ矢印かなぁ

北海道の道にはごく普通に道路の両脇に赤の矢印があって
本州の人には不思議に見えるらしいのだけど
本当は雪が積もったときに路肩の場所を示すための目印で
だから本来矢印の先は道路の端を指しているはずのものが
どうしたわけか空を指している

きっとこの急な坂道を勢いつけてぐーっと走ってきて
ここから空に飛んでくんだね
銀河鉄道の始発点だ
ふふふ

私が列車を好きなのは
それが好きな人の好きなものだったからで
しかももっと言うと
本当は空を飛ぶ列車が好きだ
それから
行きたいところまで伸びていく線路が好き

そういえば流氷特急オホーツクの風という
ちょっと格好良い名前の特急列車があるということを
最近気づいたのだけど
夜に札幌を出たら
翌朝流氷の上に上る朝日を見ることができる
私のふるさとだった街から一晩で
凍った海に上る太陽の中に
乗り込んでいける列車があるなんて素敵

行きたいところまで伸びていく線路が好きで
好きな人が好きだったものが好き

    </content>
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    <title>クロテン</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/25/post_183.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1175" title="クロテン" />
    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1175</id>
    
    <published>2007-01-25T13:04:35Z</published>
    <updated>2007-01-25T23:55:59Z</updated>
    
    <summary> クロテン イタチ科テン属 生息域：山深い森林地帯 国内では北海道のみに分布。主...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの生き物" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="クロテン" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/kurotennfuyu.jpg" width="123" height="200" /></p>
<ul>クロテン</ul>
<li>イタチ科テン属</li>
<li>生息域：山深い森林地帯</li>
<li>国内では北海道のみに分布。主に樹上に生活し、小動物、昆虫、果実などを食べる。夜間は地上活動し昼間は木で寝る。</li>
<li>クロテンという名前から夏の間真っ黒だった生き物が、冬になって白くなったんだなあ、と思ってしまったのですが、実は名前に反して全体は黄色っぽく尾の先が黒です。私は夏によく黒ミンクをみかけたので、黒ミンクがこんなに白くなったのかと勘違いしてしまいました。</li>
<li>本日のクロテン日記は黒ミンクと勘違いして書いてますが記念にちょっと掲載しておきます（笑）そのうち訂正するのでご勘弁。</li>]]>
        <![CDATA[冬の観光情報誌をぺらぺらと見ていると
あるページの中の一枚の写真に
かの有名な借金チワワほどに
つぶらな瞳をした可愛らしい生き物が
雪の上からこちらをじっと見つめている

ほお、可愛い

と思ってふと目を留めた
その写真にはなんと
クロテン
と書いてある

クロテン？

クロテンには
夏の間カヤックで遊ぶ水辺で随分と沢山出会ったもんだ
頭からつま先までただひたすら真っ黒な姿をして
ちょろちょろと岩陰を動き
水に飛び込み、また這い出して
ユーモラスでひょうきんなヤツだった
確かに愛らしい動きをするのだけど
なにしろ目鼻口もさだかではないただ黒の毛団子だったのだ

こんなになっちゃって・・・

写真の中で白っぽい毛を
黄金色に光らせて
ひと際目立つ大きな瞳をしたその生き物は
和み系というのか
癒し系というのか
あまりにも人々から愛されそうな顔をしており

物凄く綺麗になってしまった
幼馴染を見る思いで
思わずじっと見とれる
冬のクロテン

<font size="1">
※　本日の懺悔
エゾクロテン、ちょっと調べて見ると夏毛もあんまり黒くありません。
ん？おかしいぞ。と思ったら、そういえば私が夏にみかけたのは「黒ミンク」でした。
人違いでしたが、記念にそのまま掲載しておきます。
間違ってごめんね、クロテン君。</font>]]>
    </content>
</entry>
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    <title>ミソサザイ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/19/post_182.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1170" title="ミソサザイ" />
    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1170</id>
    
    <published>2007-01-19T08:01:55Z</published>
    <updated>2007-01-19T08:09:44Z</updated>
    
    <summary> ミソサザイ スズメ目ミソサザイ科 北海道〜九州の山地で繁殖する留鳥。冬季に低山...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの野鳥" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="ミソサザイ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/misosazai.jpg" width="200" height="206" /></p>
<ul>ミソサザイ</ul>
<li>スズメ目ミソサザイ科</li>
<li>北海道〜九州の山地で繁殖する留鳥。冬季に低山や平地に移動するものもいる</li>
<li>針葉樹林や針広混合林の樹木がよく茂った薄暗い場所を好む</li>
<li>丸い体に短い尾を立てた独特のシルエット。全長11センチで日本でもっとも小さな鳥の一種。</li>
<li>声：チャッチャッ　良く通る美しい声でさえずる</li>
<li>アイヌ語では”チャクチャクカムイ”。チャクチャクと鳴いて熊が近くにいるのを知らせてくれる神様という意味なのだとか。</li>
<li>観察場所：滝上渓谷錦仙峡遊歩道</li>]]>
        真っ白な雪に閉じ込められた
小さな川の流れ込みのところに
小さな小さなミソサザイがすばしこく動き回っていて

前にミソサザイにあったのは
二年間の初夏の
くりん草の咲く幻想的な水辺の森の中で

だからどうしてこんなに
色の無い寒い場所に
同じ鳥がいるか不思議な気がした

どうしてもこうしても
冬と夏はつながっているのだから
もちろんミソサザイだって
何処かには居るに決まってるのだけど

あの頃美しい幻想的な夏に
私はちょうどまっさかさまに落とし穴に落ちようとしていて
そして実際ちゃんと落ちたのだけど
だけど、そういった類の落とし穴に
きっと自分が落ちるだろうってことはなんだか知ってた気がしたので
あんまり驚かなかった

一度落ちた落とし穴って
もう落ちないようにしようと思って這い出すまでは
同じところを何回通っても
必ずその穴に落ちるもので

だから
そういう幻想的な夏に
私は始めて小さなミソサザイを見て
ああ、可愛いな
って思ったもんだ

冬の長い夜に
寝るときと起きるとき
最近私は考えるのは
自分が好きなものは何かってこととと
どうしてそれが好きなのかってことと
そういうものが全部手に入ったらどんな感じかなってことなんだけど
そうしていたら不思議なもんで
全部ちゃんと手に入るような気がしてきた

夏のミソサザイ
冬のミソサザイ
    </content>
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    <title>アトリ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/2007/01/14/post_181.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://nora.ddsystems.info/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=9/entry_id=1157" title="アトリ" />
    <id>tag:nora.ddsystems.info,2007:/hana_kaze//9.1157</id>
    
    <published>2007-01-14T10:28:10Z</published>
    <updated>2007-01-19T04:15:38Z</updated>
    
    <summary> アトリ スズメ目アトリ科 日本各地に飛来する冬鳥 秋は山地の森林で生活し、群れ...</summary>
    <author>
        <name>ノラ</name>
        
    </author>
            <category term="オホーツクの野鳥" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/">
        <![CDATA[<p><img alt="アトリ" src="http://nora.ddsystems.info/hana_kaze/html/pocket/sketch2007/01/atori.jpg" width="200" height="165" /></p>
<ul>アトリ</ul>
<li>スズメ目アトリ科</li>
<li>日本各地に飛来する冬鳥</li>
<li>秋は山地の森林で生活し、群れを成して木の実を食べている。ナナカマドなどの果実も食べるが、かえでやブナなどの落葉広葉樹やモミやコメツガなどの針葉樹の硬い種子を好む</li>
<li>冬から春は低山の雑木林や農耕地、川原などに飛来して、草の実や落穂を食べる。</li>
<li>西日本で数万羽の大群が現れることもある</li>
<li>地鳴き：キョ、キョ、キョ。チュユーン</li>
<li>観察場所：滝上渓谷錦仙峡</li>]]>
        ナナカマドの実は
秋の遅くに赤くなって
北の風景の中に色がなくなってしまってからも
ずっとかわいらしく赤いままぶら下がっている
とても綺麗で美味しそうな実なのだけど
どうしたわけだか
誰も食べにこない

赤い実は
赤いままいつまでもぶら下っていて
雪が積もって
霜がおりて
凍って溶けて
黒くなって皺になって
少しずつ少しずつ
厳しい冬を思わせる色に変わっていく

黒くしなびた実がたくさんのナナカマドの細い木に
寒さでまんまるに毛ぶくれしたアトリが四羽
必死に実をついばんでいる
こちらのことなど気にもせず
時々お互いにちょっと小競り合いなどしながら
一心不乱に実を嘴に挟んで
そうして中を食べたら
しわしわになった皮の部分はぺっと捨てるのだ
人が熟柿をすすっているみたいだ

それをちょっと離れたところから
じっと見ているカケスが一羽
ナナカマド食べたいけれど
アトリが四羽じゃちょっと勝ち目がないかなぁ
と、そんなことを思っているのかいないのか
じっと猫のように動かない

ずっと人気のなかったナナカマドの実に
あんなにたくさんお客さん
もしかしたら
実が発酵するのを待っていたのかな
人にはちょっと分からないのだけど
木の実にはそれぞれちゃんと微妙な食べ頃があるらしい
リスも鳥も
何か不思議な順番に素直に従って
辛抱強く待ってから順繰り順繰りに食べていくのだ

15分も見ていたら
ナナカマドの木はあらかた裸になった
すぐ下の雪の上は
アトリが食べ残した皮の赤で染まっている

彼らはまた
食べごろの木を見つけに
深い雪の中を飛んでいったのか
    </content>
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