
オホーツク発、自然と暮らしの情報。鳥や花、食べ物、遊歩道、カヤック遊びなども。
野生動物
アキアジ

ニシン目サケ科
アキアジ(秋味)、産卵のために故郷の河に近づいた、成熟した産卵直前の鮭を北海道ではアキアジとよぶ。全身が銀色に輝いているのが特徴で東北では銀毛(ギンゲ)と呼ばれます。身よりも卵の方が珍重されるため、つり上げてもその場に置き去りにしてしまう人もいるのだそうです。
さらに川を上り、産卵を終えて精根尽き果てて川底で横たわっている鮭は「ホッチャレ」と呼ぶ。秋が深まるとそのホッチャレをカラスやキツネが突く、自然の中の凄みある命の循環の風景が見られます。
秋に沢山とれる鮭をアイヌの人々は主食のひとつとしていたため、鮭のことをカムイチェプ(神の魚)と呼び、大切に扱いました。保存用にホッチャレを干して一年中食べ、鮭が川にあがる時期にだけ、神様にお願いして新しい鮭を頂いていたのだといいます。
アキアジ日記
ミンク

分類:食肉目裂脚亜目 イタチ科
1950年代ごろから北米から毛皮を目的に輸入し養殖したものが、逃げ出し野生化した帰化種
観察場所:屈斜路湖和琴半島
ミンク日記
エゾシマリス

げっ歯目リス科 背に5本の黒い縞が特徴
生息環境:北海道全域と利尻島、国後島
食性:草や木の若芽や種子、昆虫など
北海道にはエゾリスとエゾシマリスがいますが、冬眠するのはこちらシマリスの方だけです
アイヌの人々は、蓄えた穀類を食べるシマリスを「ウエンクル・カムイ」(悪い神様)と呼んでいたそうです。
観察場所:ベニヤ原生花園
ゴマフアザラシ

食肉目 アザラシ科 ゴマフアザラシ属
流氷の上で子供を産む。生まれたばかりのコドモは氷の上で保護色となる白色ですが、2週間ほどで親と同じ色に変わる
海岸近くに住み、魚、イカ、タコ、カイ類を食べる。
氷の上の水際の所で休んでいます。陸上での動きがあまり得意でない彼らは陸の獣に襲われてしまうことがあるのだとか。
観察場所:網走湖の水が網走川に流出する地点。国道39号線沿い。通常は流氷とともに来るようなので二月〜三月頃です。私が遭遇したのは二月下旬でした。流氷は来ていなかったので素でやってきたのでしょうか。二度見ましたが、1度は結構な数の車が止まっていました。大型バスが停まることもあるそうです。距離があるので、望遠レンズがあった方が楽しいです。携帯などでの記念撮影はちょっときつい。
ゴマフアザラシ日記
エゾタヌキ

食肉目 イヌ科 タヌキ属
食性:地表、地中の昆虫や小動物、果実などを採食
生息場所:森林及び林縁,川や沼沢が散在するような地域
日本には本州にみられるホンドタヌキと北海道のエゾタヌキの二亜種が生息
北海道ではキタキツネはどこに居ても目に入るのですがタヌキは滅多に見かけません。道産子の私も最近まで北海道にタヌキは居ないものだと思ってました。夜行性だから見かけにくいのもあるのでしょうが、とっても憶病なのだそうです。あまり驚くと気絶してしまうこともあるのだとか。この気絶がいわゆる狸寝入りの語源だそうです。
足が短いため雪が苦手。冬は穴に閉じこもる。
エゾタヌキ日記
エゾシカ

偶蹄目シカ科シカ属
食性:草や木の芽、木の葉。冬に食べ物が少なくなると木の皮を食べる。この樹皮食いは木を枯らしてしまうので、問題になっています。公園の街路樹などは鹿除けのネットを巻いているものも多いです。何の木でも食べる訳ではなく、見ていると針葉樹はあまり食べないようでした。
あまり逃げません。近づいても動かずこちらを凝視しますが、カメラや双眼鏡などを向けると逃げたりします。おそらくきらっと光る感じが銃を連想させるのじゃないか、と思っています。
夜、とくに多く里に出てきて草を食べるようではありますが、昼間でもよく遭遇します。冬は夜昼構わず十頭単位でいます。
増えすぎによる樹皮食いや農作物被害が取り上げられています。昔は北海道にもオオカミが居たので増えすぎの抑制になっていたそうなのですが、今は天敵がいないので増えやすいらしのです。でもこの調子で増加していくと今度は餌不足で増加抑制がかかるのではないかな、と冬に何か疲れ切ったような鹿たちを見るにつけ思ったものです。
エゾシカ日記
足跡物語

あまり知識もないので、なかなか足跡を見ただけでは持ち主が分からないのですが、それでもよく見ると或る程度の物語を語ることはできます。まず足跡のサイズから動物の大きさを考えてみる、それから右の足跡と左の足跡との間のスペースから肩幅が広いか狭いかが分かります。それから両足を揃えて跳ねるように移動しているか、交互に前に出して歩いているのか。鳥だったら途中で飛ぶと、いきなり足跡が消えています。
結局何の動物かわからないと、少し煮え切らない思いをするんですが、それでも注意して見るというのは楽しいことです。
足跡物語日記
キタキツネ

食肉目裂脚亜目 イヌ科
生息域:至る所
本当に身近な動物なので人間との関係の中で色々な問題が起こっています。一番悲惨で目に付きやすいのが交通事故。車の通らない道路(北海道にはたくさんある)では道の真ん中で寝ているものも居ます。人に餌を与えられたことのあるキツネは車を見ても逃げずに寄ってきてしまいます。北海道の田舎道ではどうかすると100キロくらい出てることもあるので避けきれるとは限りません。正直怖いです。
よく言われるのがエキノコックスという寄生虫の宿主となっているケースが非常に多く、人間に感染すると死に至るケースがあるということです。このことから北海道では生水を飲まない、とか、野菜類は必ず洗う、というような呼びかけがよくされます。
最近では疥癬病という皮膚病で毛が抜け落ちてしまう、という問題も起こっています。これは人間がお菓子などの餌を与えることでお腹を壊し免疫が低下することが原因となっているそうです。
たくさんのキタキツネたちと隣り合わせで住む私からもお願いです。人なつっこいキタキツネたちは可愛らしく見えますが、彼らの未来を考えてそっとしておいて上げてください。事故にあったキツネや病気にかかった姿でゴミをあさるキタキツネたちを見るのは本当に辛いのです。
キタキツネ日記
エゾリス

げっ歯目リス科
生息域:平地の森林から亜高山帯にかけて
食性:針葉樹の種子が主食。ほかにドングリ・液果・キノコ・鳥の卵やひななど。
アカゲラの古巣によく住み着くのだそうです
ミズナラ・カシワ・オニグルミなど、餌になる木がまとまって生えている場所が絶好の観察ポイントだそうです。ミズナラとカシワとオニグルミ、覚えましょう。朝と夕方にもっとも活発に活動します。
身近な動物の中でも動作が飛び抜けてひょうきんで微笑ましいので、会うととても嬉しい。
観察場所:滝上町滝上公園
エゾリス日記